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イラストを描いている方向けのドット絵の打ち方について、まとめていこうという趣旨の記事:

講座、という扱いではなく私の打ち方はこうだ、という趣旨でひとつ。絵に描き方は存在しないし、完全に真似ても仕方ない。ただ、レトロドットとはまた違った、イラスト系ドットとか、創作系ドットを作ろうかと思ったときに、どこにも資料が無いのは困るだろうなぁという事で、ひとつ。実際自分が始めるときも困りましたので・・。


そのうち補充して行きます。聞きたい事がある場合は、下にコメントを付けてください。
新しく始める人がどういう事を知りたいのか、もう思い出せなくなってて・・・なのでごく基礎的な事から質問をつらつら書いてくれると助かります。



0.ドット絵ってどういうもの
pix.png
各ピクセルに一点ずつ点を打って描くデジタルイラスト技法。
アイコン、カーソル、マリオのようなレトロドットの他に、イラストのようなドットも描けます。
限られた領域に、限られた色で絵を描くため、俳句のような面白みが出ます。ただし、俳句に字余りや川柳があるように、必ずしも制限に従うものではありません。私はしょっちゅう守らないですが、ある程度型に従ったほうが仕上がりが美しいのは確か。。

アナログ出力には不向きですが、デジタルには強く、アニメーションを作成が容易です。
一つずつ点を置く作業がドット絵かどうかの判断基準で、全て線画と塗りつぶしで描いた絵はドット絵とは呼ばれません。

格闘ゲームやモンスター、マップチップやキャラ歩行パターンなど、基本的にゲームで使えるようなものを描かれる方が日本には多いです。最近は小さめの版権絵を描かれる方も増えてきました。創作でドットを描かれてる方も何人かいらっしゃいます。あくまでここに書くのは、後者の創作ドット系について、イラストドットについてであり、ゲーム用のものを真面目に作りたい方は、他をあたられることを勧めます。

Pixiv,PJ墓場さんTAKABOさんがドット絵の基本的な交流サイトですわ。海外では創作系のドットが多いです。


画像の保存形式は
BMP、PNG、GIF(色数が少ない場合)、透過GIF、アニメーションGIF、アイコンファイル、カーソルファイルなどがあります。

基本的に特に背景を透過させる必要が無い場合はPNGで保存してください。BMPより容量軽いです。
背景を透過させる場合は透過GIFで保存、アニメーションの場合はアニメーションGIFで保存します。
GIFで保存する方法がわからない場合は、EDGEやInfanView、Giam、Greenfish Icon Editorなどのフリーソフトを検索してみてください。

海外サイトのPixel Jointには、基本的に背景を透過させて投稿することが慣習的です。


1.どんなソフトウェアを使っているのか
  EDGE
  GraphicsGale
  Photoshop
  など、基本的に何でもいいが、ベクター形式でないもの。

2.キャラクターの原案を練る
  ドットで打てるものと打てないものがある。
  1ドットライン線を必要とするものや、複雑な織りは埋没する

3.パレットを作る
  パレットとは何か
  単色を作るときに(RGBで練る方法)
  単色グラデ
  複グラデ
  色が近い場合も埋没してしまうので、色は距離をあける事

4.下書きをするのか

   私は下書きあまりしないです。大体こんな感じ、というのは描くこともありますが、たいていは
okami_20100320223414.png
1.良い感じの顔フレームを作る(一番時間かかります。2,3日。肌パレットとテーマ色も作ります。)
2.髪をいろいろ変えて、イメージを固める
3.大体のイメージが固まったら、細かく色調整をする(ここでパレットを整える)
4.髪形など、さらに遊ぶ。左右反転させたりして、バランスも調整します。
5.体のアタリを取る。だいたいです。
6.ざっと服を置いてみる。
7.体のバランスを整えて、デザインも少し遊ぶ。輪郭線整えていきます。
8.塗り込んで完成

みたいな流れが多いです。
つまり、顔からイメージを固めていく感じ。紙に下書き等をしてから打ち始めたほうが圧倒的に速いとは思います。私が顔から作るのは、表情を作るのがもっとも難しく、かつ表情が可愛ければ大体のドットはそれなりに見える気がするからです。逆に技術がすごくても顔がいまいちだと、日本ではあまり受け入れられません。

下書きするとしても


この程度。ひどいな・・・。
______________________________
下書きをする場合は、基本下の二つの方法があります。

 1. 線画から入る場合
senga.png
こうなります。この方法で描かれる方は、もっとはっきりと線画を残されることが多いです。塗り絵っぽくなるというか、強いインパクトになりますね。あまりぼやけた絵にしたくないのであれば、この方法がいいかと。これが出来るのはもともとのデザインがあってこそなので、版権か、すでに普通絵で下書きを描かれた方はこっちがいいかも。


 2. 塗りから入る場合
nuri.png
びゃーっと下書きをして、適当に色を置いて、全体のバランスを整える描き方です。何がいいかというと、全体の色バランスとシルエットをデザインしながら描ける点。ドット絵のようにまとまった一つのものを作る場合、細部がよりも全体を整えたほうがまとまるので、私はこの方法をとります。大体キャラクターの赤と白の割合がこのくらいなら映えるなぁということを決定し、それに即して細部の服のカットなどをデザインしています。
輪郭線は最後に入れる事になります。
 

5.レイヤーわけますか?
 私はレイヤーわけないので、ここどう描けばいいのかわからないんですが、みんな分けてらっしゃるんですかね。

6.線の引き方
  斜め線のジャギーの消し方には複数種類ある
  輪郭線と内部線は異なる
  外輪郭線の様々な見せ方
  曲線の引き方(大きめの弧の方が見栄えはする)

7.アンチエイリアスってなんだ  
  内アンチ(ノーマル)
  外アンチ

8.私の打ち方
  資料集めとモチーフの決定
  顔重視
  肌パレットと基本グラデを作成
  表情を出すための化粧
  髪のイメージを描いた後で削りながらまとめる
  体のバランスをとり、どこにどの色を置くかを練る
  ハトのように首を動かす
  すっきり見せるために無駄な装飾はすべて削る
  べた塗り部分にテキスタイルを置く
  体全体の線を整えて、体全体の色の流れも置く
  仕上げ

9.アニメーションを作る場合
  まず静止画を作り、体をばらす(全身の動きの場合で、単振動多いもの)
  透過
  フレームの速度
  パーツごとに傾けたりずらしたりしながら整える作業
  重心
  ぬるぬる感
2000.03.07 / 未分類 /
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