けっこんしきをあげた。

Kaopokさんがpetit a petitさんのテキスタイルで作った手製本でアルバムを作ったりした。
他人がけっこんしき挙げる時にどんなこと考えたのかとかあんまり知らないし、そもそもけっこんしきにどんな準備が必要なのかとか全然知らなかったし、たぶん情報としてはしりたいひともいるのではないかとおもうので、書いておく。
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Kaopokさんがpetit a petitさんのテキスタイルで作った手製本でアルバムを作ったりした。
他人がけっこんしき挙げる時にどんなこと考えたのかとかあんまり知らないし、そもそもけっこんしきにどんな準備が必要なのかとか全然知らなかったし、たぶん情報としてはしりたいひともいるのではないかとおもうので、書いておく。
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けっこんするのに何考えてなにしたのしょささん
1.相手を見つける(最難関)
まあこれをクリアしたとしてのはなし
2.神式、ウェディングなどの宗教観について、お互い合意する
まずはここからである。
衣装で選ぶ人もいるが、我々の場合は相手も私も宗教観が似ていたため、神式一択で式場のイメージはすぐ合致した。
個々人の宗教観は良し悪しではなく好き嫌いだけれども、キリスト教の式で神の導きによる出会いに対して教えに従って皆の前で変わらぬ愛を誓うのと、神式でいろいろあるけど一生苦楽を共にして家庭を作るので神様見守ってねって言うのとで、後者のほうが納得がいくため。
3.式と披露宴のコンセプトを固める
創作も同じだがまずイメージさえ固めれば披露宴の段取りもブレずにさっさと進む。
結婚するのに必要なことは婚姻届に署名捺印して保証人を用意して書類を集めて役所に提出するだけである。
結婚式・披露宴は結婚には必要ないが、行うならなぜ行うのか、ということを考えるだけ。
我々の場合はほかの人の結婚式にでた経験も踏まえ
・新郎新婦とちゃんと話ができる
・祝ってくださる方へ感謝するというスタンス
・無駄なものは省く
という部分だけをつまと合意した。
とりあえず披露宴のイメージやコンセプト決める際に真っ先にドレスを着たい、とかいうのはコンセプトではないとおもう。
4.式場・披露宴会場を決める
式場は家から近いほうが良い。なぜなら何度も通うことになるから・・・!
私の場合は実家が大阪だが挙式は東京で挙げた。しかも入籍してから5か月後に挙げた。
入籍の際には互いの両親だけを呼んで、婚姻届の保証人欄に親のサインをいただくこじんまりとした食事会を行った。
入籍して同居して式の段取りを固めるほうがお互いの意見交換も早いし、会社で手当ても増える(重要)ので合理的。
都内在住なので都内の、神式の会場で、雰囲気のあるところ・・・ということで明治神宮に決定。披露宴は桃林荘という神宮内の会場(田舎のおばあちゃんちみたいな古い建物である)。
披露宴会場として広くはないが、親族のみを呼ぶ形をとったので問題なし。これも会社や職種にもよるが、わりと仕事と私生活がきっぱり別れているので、うちの会社では親族のみの披露宴の人は多いみたい。付き合いで呼ぶような無駄は省く。
働いている人間の気配りも非常に気にした。特に老人を招待する場合はお手洗いの位置や上下動・移動距離に加え、何かあった時に対応してくれる人間がいるかも含めて検討が必要になる。レストランを借り切ってのホームパーティー風披露宴なども検討したことがあるが、やはりホテルマンかそれに近い人間と施設があるほうが、老人を呼ぶ際に安心。
5.案内状を出す
意外と手間のかかる案内状。
式の約2か月前に出して、1か月前に回収し座席と着付けの手回しを行う。
案内状のデザインと宛名書きを依頼するかも決める必要あはるが、何より
・誰に出すのか
という点に尽きる。お互いの家の親族の人数も考慮してバランスを考えたうえで、招待する人が「そもそもどこに住んでいるのか」「相手の正しい姓名の漢字」「連絡先(できれば電話)」の情報を集めて招待状を大安ないし友引の日に出す。
両親は招待される側ではなく招待する側として親族紹介なども対応してもらうため、招待状は出さずに完成した案内状を手渡しすることが多いらしいが、念のため案内状が欲しいかどうかは聞いたほうが良い。記念にほしい人もいるし。あとこういう考え方は関東と関西で異なる気がする。
案内状には着付けの有無や食べ物のアレルギーがある場合、返事に合わせて連絡されたしと言う旨で一枚文章をつけたが、着付けなども含めて日程を調整したうえで来る来ないの判断をするため、案内状を送付したうえで電話での追加確認を個別に行う。このため連絡先が必要になる。
6.進行の大枠を決める
最後まで調整は必要になるが、お色直しをするかを決めなければ衣装決めができないので、進行については早めに決定する。
お色直しはあくまでも新郎新婦がやりたいかどうかで、お色直しのために中座して来賓を待たせるのは招待客への感謝と言う点で最初のコンセプトと合致しないので、披露宴入場時に色打掛を着て入場する以外には、特にお色直しはしないことにした。
また新郎新婦の紹介ムービーをお色直し中に流して場をつないだりすることが多いが、これもなし。自分たちの紹介については最初に貼ったアルバムの形でまとめて、各席に配置することにした。
ケーキ入刀はないので代わりに鏡開きを導入。
来賓が参加して場を盛り上げられる祝い餅つきを行った。
あとは新郎新婦がうろうろとお酒をふるまって歩きつつ話をするという流れ。
餅つきは導入するか大変悩んだが、親族だけの場合、知っているいとこやおじさんが必死に餅をついているのを見ると大変盛り上がるし、なかなか話しづらいお互いの兄弟同士でついてもらったりするのもいい。あと餅が食べたかった。
振る舞い酒はお酒を飲めない人にはソフトドリンクなどを注ぎながら近況の話などして回る感じ。親族のみの式で人数が少ないからこそできることだが、意外と新郎新婦とちゃんと話を個別にできる披露宴は少ないように思う。ちなみに新婦は白無垢で移動以外の行動不能状態なので、新郎がひたすら酒をふるまう。
来賓のスピーチは来賓の負担や緊張を生むので遠慮した。またよくある来賓の曲演奏や歌なども身内のプチリサイタルのようになりがちで誰のためのものかよくわからないので割愛。
7.こまごましたこと決める
結婚式の準備をするということは請求書の明細を作るということ!
衣装、引き出物、写真撮影の枚数、食事メニュー、花、箸、布、音楽、司会者、座席表、髪型などを決定してゆく。
・衣装
神宮の場合は神宮内で所有している衣装から選択だったので、自分でカスタムした和装+洋装みたいな装苑で昔やっていたかんじの服のチョイスはできなかった。
それでも100以上の中から選択できるので、開いた日に着物を見に行って、白無垢と色打掛と紋付き袴を選ぶ。
・花、布もの、箸、使用するマスなど
披露宴会場全体の色バランスが統一できるように花や布関連は緑と白で統一した。各テーブルの花は一本ずつ結び付けてつくるようなものをオーダーし、人同士の結びつきを表現。
・音楽
ほんものを見聞きしてもらいたかったので、音楽は琴2台で生演奏を依頼。曲目は演奏者の方とすり合わせつつ意見をもらい、琴らしい和の曲とクラシックをアレンジした洋の曲をひいてもらうことにした。最近は洋曲をアレンジした琴の楽譜も多いので、そういう風潮も含めて琴を知ってもらおうと選曲したが、意外と琴に合う洋曲を選ぶのは時間がかかる。
沢井忠夫のバッハとかを視聴するとテンションあがる。
・司会
司会は親族に頼むと負担が増えるのでプロに委託。進行や誰にどんな話を振るか、といった細かい内容を2回ほどすり合わせた。定番では司会が新郎新婦の紹介をするが、自分たちで紹介します、ということでお互いが質問に答える形で自己紹介を行った。
・引き出物
3点(記念品・名披露目・引菓子)に加えて縁起物*2をつけることもあるが、要は奇数(割れない)の数だけなんぞ持って帰ってもらうもの。昔はガラガラ引いて帰るほどの重さだったので引き出物だが今はカタログギフトも多い。
なくならないもの、友達に分けたりできるもの、帰りの電車とかでかじれるもの、ぐらいのイメージかな。未婚の人には袱紗、既婚の人には高級胡麻油、みたいにある程度人によってわける。
・座席表
非常に苦労するのが座席表。
招待状の返事が返ってきてからの話だが、基本は手前のいい席が遠い親族で、奥の席が両親や兄弟。会社の人を呼ぶ場合は一番手前が会社の人である。一番手前に親族の長であるおじいさん、ではない。
そこからそれぞれ誰と誰が会話をするか、を考慮して座席を入れ替える。老人や子供が来る場合はそれを見る人も隣につく形に調整する。通路側に出やすい人に写真好きを配置するとかね。
・食事メニュー
自分が好きなものを選んでも当日自分たちはほとんど食べられない。そして大変疲れるので披露宴の後はラーメンがものすごく食べたくなる。家にカップめんを備蓄して式に向かおう!
8.来賓向けの根回し
乳幼児が来るならベビーシッターの有無を確認し、必要であれば手配。
老人が来るなら車椅子の手配。来る際にフォローする人の確認。
披露宴までのアクセス方法の確認と必要であれば当日のタクシーの手配など。
神宮の場合、敷地が非常に広いので、入口から式の会場まで老人に歩かせるのは非常に難しい。このため式場までタクシーで乗り入れるための許可証など予め入手しておく。着付けをした女性陣についても移動は難しいのでそのあたりも気配りしてタクシーを手配。
9.手製品
来賓は新郎新婦のことを知らない人もいるので、何らかの形で紹介が必要だが、ムービーは上映しないし、当日のありさまを見て知ってくれというのもなかなか難しいので、これまでの生き方をアルバムにまとめた。

冒頭に貼ったアコーディオン型のアルバムの両面を使用して、片面はお互いの出生から出会いまでどんな生き方をしてきたのかを写真と絵で記載、もう片面には出会ってから今に至るまでを記載した。このアルバムは山のテキスタイルなんだけども、二人の付き合いだしたきっかけが山だったので、ゆかりもあってよかろうと。
当初はアルバム二種類用意して回し見してもらうかという話もしたが、食事をしながらアルバムを動かすと汚れたり見れない人が出たりするので、両面使い一冊でちょうどよかった。
印刷用の紙はピクトリコ プロデザインペーパー。紙代と糊代だけで1万円近くかかるありさまである。絵と写真の両使いで、かつアコーディオンアルバムで使用しても表面がペタペタとくっつかないマットな仕上がりの高品質紙ということで選択。やはり色の表現がとてもいい。
結婚式用にシールでも作るかという話もしたが時間とやる気の都合上、断念。というか私のやる気の都合上。
また来賓には個別に手書きメッセージを書いて、披露宴会場に来た時に見れるように設置してもらったが、来賓へのコメントを十数人分個別に書くだけでも丸一日はかかるので、意外としんどい。紙はつまが竹尾見本帖で仕入れてくれました。
両親への手紙は私もつまも個別に読んで渡したが、これを書くのも結構難儀した。
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なんかこんなかんじ。
結果的に親族の忘年会みたいになって、披露宴とは思えないほど和気あいあいとして終わったので、非常に雰囲気が良かった。
やっぱりコンセプトをきっちり考えて、自分たちがどういう式と披露宴にしたいかを固めるのが一番だと思うなぁ。家とか人によって式の形は全く異なるので。他人の式は出席したり見聞きすると参考にはなるけど、だからそれを流用ではなく、自分たちのコンセプトに合致するから導入、というのが望ましい。
1.相手を見つける(最難関)
まあこれをクリアしたとしてのはなし
2.神式、ウェディングなどの宗教観について、お互い合意する
まずはここからである。
衣装で選ぶ人もいるが、我々の場合は相手も私も宗教観が似ていたため、神式一択で式場のイメージはすぐ合致した。
個々人の宗教観は良し悪しではなく好き嫌いだけれども、キリスト教の式で神の導きによる出会いに対して教えに従って皆の前で変わらぬ愛を誓うのと、神式でいろいろあるけど一生苦楽を共にして家庭を作るので神様見守ってねって言うのとで、後者のほうが納得がいくため。
3.式と披露宴のコンセプトを固める
創作も同じだがまずイメージさえ固めれば披露宴の段取りもブレずにさっさと進む。
結婚するのに必要なことは婚姻届に署名捺印して保証人を用意して書類を集めて役所に提出するだけである。
結婚式・披露宴は結婚には必要ないが、行うならなぜ行うのか、ということを考えるだけ。
我々の場合はほかの人の結婚式にでた経験も踏まえ
・新郎新婦とちゃんと話ができる
・祝ってくださる方へ感謝するというスタンス
・無駄なものは省く
という部分だけをつまと合意した。
とりあえず披露宴のイメージやコンセプト決める際に真っ先にドレスを着たい、とかいうのはコンセプトではないとおもう。
4.式場・披露宴会場を決める
式場は家から近いほうが良い。なぜなら何度も通うことになるから・・・!
私の場合は実家が大阪だが挙式は東京で挙げた。しかも入籍してから5か月後に挙げた。
入籍の際には互いの両親だけを呼んで、婚姻届の保証人欄に親のサインをいただくこじんまりとした食事会を行った。
入籍して同居して式の段取りを固めるほうがお互いの意見交換も早いし、会社で手当ても増える(重要)ので合理的。
都内在住なので都内の、神式の会場で、雰囲気のあるところ・・・ということで明治神宮に決定。披露宴は桃林荘という神宮内の会場(田舎のおばあちゃんちみたいな古い建物である)。
披露宴会場として広くはないが、親族のみを呼ぶ形をとったので問題なし。これも会社や職種にもよるが、わりと仕事と私生活がきっぱり別れているので、うちの会社では親族のみの披露宴の人は多いみたい。付き合いで呼ぶような無駄は省く。
働いている人間の気配りも非常に気にした。特に老人を招待する場合はお手洗いの位置や上下動・移動距離に加え、何かあった時に対応してくれる人間がいるかも含めて検討が必要になる。レストランを借り切ってのホームパーティー風披露宴なども検討したことがあるが、やはりホテルマンかそれに近い人間と施設があるほうが、老人を呼ぶ際に安心。
5.案内状を出す
意外と手間のかかる案内状。
式の約2か月前に出して、1か月前に回収し座席と着付けの手回しを行う。
案内状のデザインと宛名書きを依頼するかも決める必要あはるが、何より
・誰に出すのか
という点に尽きる。お互いの家の親族の人数も考慮してバランスを考えたうえで、招待する人が「そもそもどこに住んでいるのか」「相手の正しい姓名の漢字」「連絡先(できれば電話)」の情報を集めて招待状を大安ないし友引の日に出す。
両親は招待される側ではなく招待する側として親族紹介なども対応してもらうため、招待状は出さずに完成した案内状を手渡しすることが多いらしいが、念のため案内状が欲しいかどうかは聞いたほうが良い。記念にほしい人もいるし。あとこういう考え方は関東と関西で異なる気がする。
案内状には着付けの有無や食べ物のアレルギーがある場合、返事に合わせて連絡されたしと言う旨で一枚文章をつけたが、着付けなども含めて日程を調整したうえで来る来ないの判断をするため、案内状を送付したうえで電話での追加確認を個別に行う。このため連絡先が必要になる。
6.進行の大枠を決める
最後まで調整は必要になるが、お色直しをするかを決めなければ衣装決めができないので、進行については早めに決定する。
お色直しはあくまでも新郎新婦がやりたいかどうかで、お色直しのために中座して来賓を待たせるのは招待客への感謝と言う点で最初のコンセプトと合致しないので、披露宴入場時に色打掛を着て入場する以外には、特にお色直しはしないことにした。
また新郎新婦の紹介ムービーをお色直し中に流して場をつないだりすることが多いが、これもなし。自分たちの紹介については最初に貼ったアルバムの形でまとめて、各席に配置することにした。
ケーキ入刀はないので代わりに鏡開きを導入。
来賓が参加して場を盛り上げられる祝い餅つきを行った。
あとは新郎新婦がうろうろとお酒をふるまって歩きつつ話をするという流れ。
餅つきは導入するか大変悩んだが、親族だけの場合、知っているいとこやおじさんが必死に餅をついているのを見ると大変盛り上がるし、なかなか話しづらいお互いの兄弟同士でついてもらったりするのもいい。あと餅が食べたかった。
振る舞い酒はお酒を飲めない人にはソフトドリンクなどを注ぎながら近況の話などして回る感じ。親族のみの式で人数が少ないからこそできることだが、意外と新郎新婦とちゃんと話を個別にできる披露宴は少ないように思う。ちなみに新婦は白無垢で移動以外の行動不能状態なので、新郎がひたすら酒をふるまう。
来賓のスピーチは来賓の負担や緊張を生むので遠慮した。またよくある来賓の曲演奏や歌なども身内のプチリサイタルのようになりがちで誰のためのものかよくわからないので割愛。
7.こまごましたこと決める
結婚式の準備をするということは請求書の明細を作るということ!
衣装、引き出物、写真撮影の枚数、食事メニュー、花、箸、布、音楽、司会者、座席表、髪型などを決定してゆく。
・衣装
神宮の場合は神宮内で所有している衣装から選択だったので、自分でカスタムした和装+洋装みたいな装苑で昔やっていたかんじの服のチョイスはできなかった。
それでも100以上の中から選択できるので、開いた日に着物を見に行って、白無垢と色打掛と紋付き袴を選ぶ。
・花、布もの、箸、使用するマスなど
披露宴会場全体の色バランスが統一できるように花や布関連は緑と白で統一した。各テーブルの花は一本ずつ結び付けてつくるようなものをオーダーし、人同士の結びつきを表現。
・音楽
ほんものを見聞きしてもらいたかったので、音楽は琴2台で生演奏を依頼。曲目は演奏者の方とすり合わせつつ意見をもらい、琴らしい和の曲とクラシックをアレンジした洋の曲をひいてもらうことにした。最近は洋曲をアレンジした琴の楽譜も多いので、そういう風潮も含めて琴を知ってもらおうと選曲したが、意外と琴に合う洋曲を選ぶのは時間がかかる。
沢井忠夫のバッハとかを視聴するとテンションあがる。
・司会
司会は親族に頼むと負担が増えるのでプロに委託。進行や誰にどんな話を振るか、といった細かい内容を2回ほどすり合わせた。定番では司会が新郎新婦の紹介をするが、自分たちで紹介します、ということでお互いが質問に答える形で自己紹介を行った。
・引き出物
3点(記念品・名披露目・引菓子)に加えて縁起物*2をつけることもあるが、要は奇数(割れない)の数だけなんぞ持って帰ってもらうもの。昔はガラガラ引いて帰るほどの重さだったので引き出物だが今はカタログギフトも多い。
なくならないもの、友達に分けたりできるもの、帰りの電車とかでかじれるもの、ぐらいのイメージかな。未婚の人には袱紗、既婚の人には高級胡麻油、みたいにある程度人によってわける。
・座席表
非常に苦労するのが座席表。
招待状の返事が返ってきてからの話だが、基本は手前のいい席が遠い親族で、奥の席が両親や兄弟。会社の人を呼ぶ場合は一番手前が会社の人である。一番手前に親族の長であるおじいさん、ではない。
そこからそれぞれ誰と誰が会話をするか、を考慮して座席を入れ替える。老人や子供が来る場合はそれを見る人も隣につく形に調整する。通路側に出やすい人に写真好きを配置するとかね。
・食事メニュー
自分が好きなものを選んでも当日自分たちはほとんど食べられない。そして大変疲れるので披露宴の後はラーメンがものすごく食べたくなる。家にカップめんを備蓄して式に向かおう!
8.来賓向けの根回し
乳幼児が来るならベビーシッターの有無を確認し、必要であれば手配。
老人が来るなら車椅子の手配。来る際にフォローする人の確認。
披露宴までのアクセス方法の確認と必要であれば当日のタクシーの手配など。
神宮の場合、敷地が非常に広いので、入口から式の会場まで老人に歩かせるのは非常に難しい。このため式場までタクシーで乗り入れるための許可証など予め入手しておく。着付けをした女性陣についても移動は難しいのでそのあたりも気配りしてタクシーを手配。
9.手製品
来賓は新郎新婦のことを知らない人もいるので、何らかの形で紹介が必要だが、ムービーは上映しないし、当日のありさまを見て知ってくれというのもなかなか難しいので、これまでの生き方をアルバムにまとめた。

冒頭に貼ったアコーディオン型のアルバムの両面を使用して、片面はお互いの出生から出会いまでどんな生き方をしてきたのかを写真と絵で記載、もう片面には出会ってから今に至るまでを記載した。このアルバムは山のテキスタイルなんだけども、二人の付き合いだしたきっかけが山だったので、ゆかりもあってよかろうと。
当初はアルバム二種類用意して回し見してもらうかという話もしたが、食事をしながらアルバムを動かすと汚れたり見れない人が出たりするので、両面使い一冊でちょうどよかった。
印刷用の紙はピクトリコ プロデザインペーパー。紙代と糊代だけで1万円近くかかるありさまである。絵と写真の両使いで、かつアコーディオンアルバムで使用しても表面がペタペタとくっつかないマットな仕上がりの高品質紙ということで選択。やはり色の表現がとてもいい。
結婚式用にシールでも作るかという話もしたが時間とやる気の都合上、断念。というか私のやる気の都合上。
また来賓には個別に手書きメッセージを書いて、披露宴会場に来た時に見れるように設置してもらったが、来賓へのコメントを十数人分個別に書くだけでも丸一日はかかるので、意外としんどい。紙はつまが竹尾見本帖で仕入れてくれました。
両親への手紙は私もつまも個別に読んで渡したが、これを書くのも結構難儀した。
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なんかこんなかんじ。
結果的に親族の忘年会みたいになって、披露宴とは思えないほど和気あいあいとして終わったので、非常に雰囲気が良かった。
やっぱりコンセプトをきっちり考えて、自分たちがどういう式と披露宴にしたいかを固めるのが一番だと思うなぁ。家とか人によって式の形は全く異なるので。他人の式は出席したり見聞きすると参考にはなるけど、だからそれを流用ではなく、自分たちのコンセプトに合致するから導入、というのが望ましい。
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